SAPの導入時に気をつけたいことは?
- このフォーラムに新規トピックを投稿できます
- このフォーラムではゲスト投稿が許可されています
- このトピックは管理者もしくはモデレータによりロックされています。
SAPの導入時に気をつけたいことは?
msg# 1
ゲスト
投稿数: 0
親会社の意向でSAPを導入することになっています。
導入時に気を付けたいことが解ればいいなと思って質問しました。
よろしくお願いします。
導入時に気を付けたいことが解ればいいなと思って質問しました。
よろしくお願いします。
投票数:272
平均点:5.11
Re: SAPの導入時に気をつけたいことは?
msg# 1.1
emy
投稿数: 25
まず一般的に、SAPに限らずERP製品での基幹業務のシステム構築を検討するに
長所としては
パッケージソフトであるので、ゼロからシステムを構築する必要がない為、導入が早いこと。プロトタイプでシステムの動作を確認しながら、システム構築できる為、ユーザーが期待している事と導入後のシステム仕様に大きな乖離がでないこと。ワールドワイドに導入実績がある為、信頼性が高いことです。
短所としては
ユーザ固有の業務にあわせて作成されたオーダーメードのソフトではなく、あくまでもパッケージソフトであるので、システムの仕様に業務をあわせるのが原則です。ERPは業務改革ありきであり、現状業務を変更せずにカスタマイズやAdd-onでSAP側に過度の改造を加え、無理やりSAPを現状業務にあわせようとすると、本来のSAPのパフォーマンスを出すことができず、かつ導入期間が長くなったり、導入コストがかさむ結果となります。日本でのSAP導入失敗事例の多くはこのケースです。
また、SAPは会計処理、会計との連携処理が中核となっている為、会計以外の周辺システムのみを導入した場合、その導入効果は低くなります。
このようなSAPの特性の充分な理解なしに導入を進めると高い買い物となります。
この点を踏まえ、プロジェクトの方針として、まず「基本はSAPの標準機能を使用しアドオンは行わない」ということをPJメンバーに周知しSAPコンサルタントと現行業務とシステム標準機能とのFIt&GAP分析を行う。
GAPは必ずでてきますので、それに見合う分の工数をかける必要性、現場のユーザーにどれほどサービスするか、という検討を内部で十分にコンセンサスあわせてアドオン範囲を定めます。できるかぎりこの時には役員レベルの人を参加させてください。まずは標準でやってみて、どうしてもがまんできないところは後でやればいいのです。あと大切なのは、導入時に考慮することはただ単に既存システムの置き換えではなく、10年後を見据えたコード体系の見直し、定型業務なんだけど何でこんなことやっているんだろうという業務を撤廃。こだわりすぎてた管理や思想などを思い切ってやめてスリム化するというのも大事です。
いろいろな業務に応用きかせるため必要最低限の機能しかついていないソフトウエアで手を加えないと運用が厳しいといったところはあります。ですので最初は抵抗感は結構でてくると思います。作業が増えるといったところもでてきますでしょう。でも使いこなしていけばユーザー自身で運用可能です。今まで情報システム部門が設定していたレポートや配賦計算など、経理部がメンテできるようにもなるのです。
レポートといえば、レポートの構築の仕方も間違えないでいただきたい。今までの文化をすて印刷帳票はもうやめ。レポートペインタを使用しリアルタイムな画面レポートをさくっと作成。ドリルダウン分析、Excel統合で好きなようにすぐダウンロードできるレポートにしましょう。BWで固定的な帳票作るなんてことは導入意味無し。ちょっとがんばってオペレーション覚えて自由特性を生かした本来のBI機能を生かした作りにしましょう。
といろいろとありますが、導入の成功の秘訣は社長からのトップダウン。ユーザーの参画度。コンサルタントにまかせっきりにしない。何をしたいのか目的を明確にする。です。
長所としては
パッケージソフトであるので、ゼロからシステムを構築する必要がない為、導入が早いこと。プロトタイプでシステムの動作を確認しながら、システム構築できる為、ユーザーが期待している事と導入後のシステム仕様に大きな乖離がでないこと。ワールドワイドに導入実績がある為、信頼性が高いことです。
短所としては
ユーザ固有の業務にあわせて作成されたオーダーメードのソフトではなく、あくまでもパッケージソフトであるので、システムの仕様に業務をあわせるのが原則です。ERPは業務改革ありきであり、現状業務を変更せずにカスタマイズやAdd-onでSAP側に過度の改造を加え、無理やりSAPを現状業務にあわせようとすると、本来のSAPのパフォーマンスを出すことができず、かつ導入期間が長くなったり、導入コストがかさむ結果となります。日本でのSAP導入失敗事例の多くはこのケースです。
また、SAPは会計処理、会計との連携処理が中核となっている為、会計以外の周辺システムのみを導入した場合、その導入効果は低くなります。
このようなSAPの特性の充分な理解なしに導入を進めると高い買い物となります。
この点を踏まえ、プロジェクトの方針として、まず「基本はSAPの標準機能を使用しアドオンは行わない」ということをPJメンバーに周知しSAPコンサルタントと現行業務とシステム標準機能とのFIt&GAP分析を行う。
GAPは必ずでてきますので、それに見合う分の工数をかける必要性、現場のユーザーにどれほどサービスするか、という検討を内部で十分にコンセンサスあわせてアドオン範囲を定めます。できるかぎりこの時には役員レベルの人を参加させてください。まずは標準でやってみて、どうしてもがまんできないところは後でやればいいのです。あと大切なのは、導入時に考慮することはただ単に既存システムの置き換えではなく、10年後を見据えたコード体系の見直し、定型業務なんだけど何でこんなことやっているんだろうという業務を撤廃。こだわりすぎてた管理や思想などを思い切ってやめてスリム化するというのも大事です。
いろいろな業務に応用きかせるため必要最低限の機能しかついていないソフトウエアで手を加えないと運用が厳しいといったところはあります。ですので最初は抵抗感は結構でてくると思います。作業が増えるといったところもでてきますでしょう。でも使いこなしていけばユーザー自身で運用可能です。今まで情報システム部門が設定していたレポートや配賦計算など、経理部がメンテできるようにもなるのです。
レポートといえば、レポートの構築の仕方も間違えないでいただきたい。今までの文化をすて印刷帳票はもうやめ。レポートペインタを使用しリアルタイムな画面レポートをさくっと作成。ドリルダウン分析、Excel統合で好きなようにすぐダウンロードできるレポートにしましょう。BWで固定的な帳票作るなんてことは導入意味無し。ちょっとがんばってオペレーション覚えて自由特性を生かした本来のBI機能を生かした作りにしましょう。
といろいろとありますが、導入の成功の秘訣は社長からのトップダウン。ユーザーの参画度。コンサルタントにまかせっきりにしない。何をしたいのか目的を明確にする。です。
投票数:166
平均点:4.52
Re: SAPの導入時に気をつけたいことは?
msg# 1.2
ゲスト
投稿数: 0
emyさん、お礼遅くなってすいません。ERPシステムの導入はメリット、デメリットはつきものというのはそのとおりかと思います。やはりトップダウンでびしっと導入目的をしっかり全社にアナウンスするというのが基本ですよね。ありがとうございました。
投票数:203
平均点:4.29